2018年1月18日木曜日

次回作でやること

以前から書き散らしていましたが、3か月ちょっとの間戦闘システムをいじりながら改めて案を練っていたので、ここでひとまずまとめを書いておこうと思います。

次回作の目標は「用意したシステムを使い切れるようなゲームにする」です。
初作品から、必要に迫られたり突然頭に降って湧いた新システムをあまりためらうことなく追加実装してきたのですが、「それなりに面白いけどそのシステムで遊びつくせる前にゲームが終わる」ので、これが無いようにしたいですね。
ただ、ゲームの尺が集めたグラフィック素材に大きく制限されている点をどうにかしない限りゲームの尺は伸ばせそうにありません。

レイユウサイの戦闘は主人公の成長度合いを除いて、技能、付与呪文、場効果の3つがゲーム側で関わっていましたが、技能のみで終わってしまうプレイヤーもいれば「場効果ってなに?」状態のプレイヤーもいた(このシステムはチュートリアルがないのが悪かった)ので、人によっては想定の1/3しか遊べていなかったと認識してもいいでしょう。
もしここに次回作計画の初期に考えていた武器防具の要素を追加したとして、これをうまく使いこなせるだろうかと考えてみたら、正直なところだいぶ怪しいので武器防具の実装は見送りです。

そんなわけで次回作の戦闘も技能、付与呪文、場効果の3つのまま突き通して、進行度に応じてシステムに対する習熟度を求められるようなつくりにしたいですね。
ただ、そのまま改良せずに突っ込むとまた同じことの繰り返しになるだけなので、最初に書いた通りシステムをいじっていました。別物とまではいきませんが、今までできなかったことがたくさんできるようになりました。
戦闘まわりの仕様では「技能使用後の再詠唱時間(再使用可能までの時間)がすべての技能で共通」「最大SPが成長しない」の2点は変えずに継続します。人によっては面倒くさい仕様だったかもしれません。世界観設定による仕様であると同時に戦闘面の設計で考えがあってこの仕様にしているのですが、覚えていたら次回作の公開後のどこかで書きます。

育成要素=レベル上げて技能を覚えよう!なので、技能の機能拡張と拡張した部分も使うことで良くなると思いたいところです。
ここはある程度の多様性があってナンボのものだと思うので、「この習得順が唯一の安定パターンなのだ」ということが減るようにはしたいですね。クリア報告で技能セットの記述があるものを見ていくとかなりバラけていたので、取る技の面は良かったと思っています。ただ、「ステータス比例強化+成長率強化」は個人的にはお気に入りでしたが、思い返せば自分も火あぶりか強い一撃あたりを取った後はHPにガンガン注ぎこんでいたので、習得順のあたりに関してうまくいっていたかというと自信は持てない感じがします。どうやってもセオリーとなるやり方が生まれてしまいがちではあるんですが、工夫の余地を見つけて工夫はしていきたいとは思っています。

他の汎用システムは初作品の段階で土台ができ、レイユウサイでおおよそ完成したので、順当に機能を強化したり追加したり、動作安定性を高めていくのが安定かなと。


そして今の進捗。
システムまわりは6割ほどが改良完了、残りが新規作成、作り直し/改良待ち。残りのなかでは新規が多いですね。

マップは1割以下。チュートリアル向けのケルリート大洞窟もとい「ケルリートの洞窟」の案だけ練ったところ。
同じ場所がけっこうたくさん出ます(レイユウサイ+αな感じ)が、全部描き直しということになりました。似たような地形はきっと出るだろうけども。
システムのなかでも当たり判定まわりに手を入れたので、必然的にマップが合わなくなることがわかっているためです。
今のところ1エリアの所要時間が1.5~2倍になるような感じで計画していますが、案練るうちに小さくなるかもしれない(小さめマップにしたがる症状)。

グラフィックまわりはほとんど手つかず。ウィンドウベースくらいは変えようか悩んでます。
マップチップは相変わらずフリーのものを使い、キャラクターグラフィックも同じく。
アイコンは自作率が上がる予定です。あと、キャラクターグラフィックのなかでもモンスターのものは一部自作になる……予定。
戦闘エフェクトも一部は自作や改変素材となる予定。
問題は背景ですね。同じ町が舞台なので、変えないのが自然ですが……。
このあたりは自身のドット絵技術の向上に応じて変わりそう。レイユウサイでも技能用アイコンを打ったのですが、まれに普通の小さいドット絵も打っています。もっと頻度上げたいですね。
グラフィック自作できると世界が広がるということがアイコン打っただけでも見えたので、なんとか身につけたい……。

音関係は全部フリー素材屋さんのお世話になります。
まだBGMが決まってません。ほぼ夜だったレイユウサイとは違って昼も夜もあるので、同じ場所が大量に出てくるから全く同じでいいですね!とは言えない……。選曲基準が「夜の場面に流して違和感ないもの(明るさ成分少なめの曲)」だったので、昼型プレイをするときっと合わない。
こういう続編的な作り方をする場合のノウハウがないので手探りでやることになりそう。

シナリオまわりは大筋だけ。オープニングから山場とエンディングまでは決まっています。
主要な人物がいつ頃何やってどうなるという設定を詰めている最中なので、ここが終わると本格的にイベント案を出したり本筋のテキスト書いたりできるようになります。
ウディコンの物語性11位という結果をどう受け止めればいいかよくわかりません……。

制作期間は短編のくせして異例なほど長い、20か月を予定。グラフィック方面での勉強期間が含まれるので、どうしても増えてしまう。
無事に完成すれば第11回のウディコンに持っていきます。

2018年1月8日月曜日

レイユウサイができるまで

気が向いたので書いていきます。

原案作成が2016年の10月上旬なので、制作期間はそこを起点にします。

1か月目~3か月目
原案をつくる
基本システム+α(自作システム)で1作RPG作ってVer1.00を公開したあと、またRPG作りたいな~と思い原案を考えました。この段階でシナリオの大筋が先にできて、次にゲームシステムをどうしようか検討することに。
基本システムの戦闘システムをベースに一対一のパズルチックなバランスの戦闘の案が浮かんだものの、シナリオとの相性やゲームのテンポを考えて、ボツとなりました。「暗い森を一歩ずつ踏みしめながら進む」みたいなコンセプトだったら合うかもしれませんが……。
最終的に一番条件に合いそうなのがアクションRPG形式だったので、それを採用することになりました。当時ゲーム歴10年に届くか届かないかくらいでアクションRPGも「よるのないくに」程度しかやったことがない(フリーのものも全く遊んでいない)という、ゲームやらないヤツがゲーム作るみたいな感じだったのに、よく止めなかったなと思います……。
戦闘システム以外のシステムもこの段階で固めてしまっています。メニュー式の町や育成要素などは前作(MoebirinAdventure)のものを改良して引き継ぐことで、システム作りで失敗が少なくなるように意識しています。自分好みなのも大きい。

基幹システムを作る
アクションRPGのプレイ経験は少ない、制作経験は皆無ということで、ネット上の講座を漁り、なんとかアクションRPGの基幹システムを作成。ついでに入れたいシステムを組みこんだり講座の通りにやるとバグる部分の修正をしたり、汎用性を高める改良などを実施して、自分用に作り変えました。ベースはおおよそ1か月くらいで完成。そのなかでもAIの処理はかなり苦戦していて、心折れそうになりながら1度か2度作り直しています。
初期の戦闘システムでは「攻撃キー×2」のみでしたが、テストプレイしてみると明らかに足りないことがわかりました。攻撃キーをそのまま増やすか切替キー導入で増やすかで考えた結果、操作キーが少なくとっつきやすいと思う、切替キー導入で増やすことに。
メニュー画面とそこから呼び出す機能は1か月くらいで完成。メニュー起動受付は基本システムを流用&改造したものを使い、その上に自作のメニュー画面を乗せるかたちをとりました。
前作から改良して持ってくるはずだったシステムは、もとの処理やDBの作りが絶望的にひどかったので大部分を作り直しました。
そして、いつまでもテストマップには居られないと思い、仮のチュートリアルを作成。

ここまでやって12月中旬。

付与呪文システムを思いつく
仮のチュートリアルを作って何回か遊ぶうちにまた物足りなさを感じて「なんかもうひと味ほしいぞ!!」となったので「基本の技に任意で付与効果をつけるシステム」を考え、一晩でやりたいことをまとめて年末年始はひたすら付与呪文システムの実装作業をしていました。(後になって知ったことですが、似たようなシステムを搭載したゲームはそこそこあるようですね)
「なんでスキルと付与呪文のセット画面が別なん?」と思われた方もいたと思いますが、後から追加したシステムなのと、低難易度で習得済み技能をメニューから選んで使えるシステムを用意していた(最新版では削除済み)のが理由で統合できませんでした。

データの仮入力
全スキルのデータとモンスターデータ、付与呪文のデータを全部入力。

4か月目~6か月目
ひたすらマップを描く/敵とイベント配置
白螺子屋さんのところのマップチップを使いましたが、自分の感覚と仕様が合うので楽しく描けました。ただ、アクションRPG経験の貧弱さが悪さしてマップの広さはアクションRPGにしてはちょっと狭めだったかもしれない(ちょうどいいというコメントも狭いというコメントもある)。ダッシュがいらない広さかつアクションRPGらしいマップ作りと見栄えのバランスをうまく取るのが今後の自分の課題でしょう。ちなみにサルダーム山とティオライ氷穴の2マップ目以降は遊んでいて面白くなかったので、7か月目以降で全面描き直しをしています。

ひたすらテキストを書く
自分でいうのもなんですが、結構な遅筆なうえセリフ回しが大の苦手だったので、この工程は文章量に対してすさまじく時間がかかりました。txtでテキスト表示システムの制御ができるようにしたおかげで、デフォルトのままよりは執筆速度がマシになったはずなのですが……。この工程が最後まで足を引っ張り、完成は4月上旬になりました。

バランス調整
戦闘バランス調整はアクションRPGらしい調整が全くわからずほぼ手探り。「Excelで作ったダメージ計算機に数値入れてデータ調整→テストプレイ」をひたすら繰り返しました。思えばアクションRPGにすると決めた段階でフリーのアクションRPGを漁ればよかったのかもしれませんが、全くやらなかったので良くも悪くも他からあまり影響を受けずに作ってしまいました。
最終的には「主人公は低HP・高防御」「モンスターは高HP・低防御」「エリアが変わるごとに要素を足す」の3点を意識したものとなりました。主人公は女の子でしかもマッチョではないが魔法が使えるということから、打たれ弱さを低HPで、被弾時に一応受け身取ったり魔法で防壁を張ったり服になんか防護効果があるという設定(?)で高防御にしています。モンスターはプレイ感覚的な問題でそうなりました。「要素を足す」というのはこんな感じです:ケルリート大洞窟「近接攻撃のみ」→イトバの森「中距離攻撃(火の玉)、回復技追加」→サルダーム山「遠隔攻撃(氷魔法)追加、攻撃力アップ」→ティオライ氷穴/エハルト地下墓地「対集団戦闘になりやすい配置、耐久力アップ」→フェンミの洞窟「ダンジョンギミックが強く影響するマップ」
初期版の戦闘バランス・システム周りはある意味で作者の趣味が色濃く表れたものとなっています。

ここまでで4月上旬、ひとまずの完成となったのですが、ここでウディコンの存在を思い出して、そこまで温めておくことに。

7か月目~9か月目
ひたすら遊んで、個人的に欲しい機能を追加
いろいろ追加したので記憶が怪しいですが、なんかいろいろ追加しました。技能セット/付与呪文セット画面の下にある小窓で装備中の付与呪文/技能が見える機能や、タイトル画面からキーコンフィグが適用される機能なんかはこの頃に追加しています。一度見たイベントの選択肢が青字になる機能は実装時期もう少し早かったような気もしますが、これも途中で追加した機能。

その他のシステムを作る
個人的にほしかったモンスター図鑑と、サウンドテストを追加。前作でモンスター図鑑を作ろうとして挫折した経験があるのですが、いつの間にかおやつ感覚で作れるようになっていました。バグはあったけども。

シナリオの大規模工事
 実はここでルートをひとつ削除しています。ルート1つ・エンディング2つの削除で(現在の)Aエンド・Bエンドのみになってしまったところへダンカン差分の追加で3エンドになりました。他にもルート削除で減った代わりのイベントを追加しています。ルート削除のきっかけは「超説明不足だから」でした。かといって理解できるくらいイベントを増やすと本編を食ってしまうので、削除となりました。フラグ管理ミスの多くは追加したイベント部分で起こっています。デバッグ能力がアレなのに期間ギリギリでシナリオの工事をしてはいけない……。

(この頃はレイユウサイ制作を通して機能向上した汎用システムを前作に逆移植するアップデートも地味におこなっていました)

レイユウサイの制作期間は6か月+3か月で9か月でした。ゲームの長さから言えば制作スピードは遅いほうだと思います。

ここまで作業したあと、最終データをVer1.00として7月23日から開催された第9回ウディコンに初日から参加。フラグ管理ミスの修正やら不便・不親切という指摘のあった部分のフォローなどで連日連夜作業して更新しましたが、デスマーチ状態というよりは完全にハイになってて一人お祭り状態でしたね……。あと、仮眠取っているとバグ報告がくる夢を見ることがあるんですが、そういうときに起きあがってバグ報告掲示板見るとバグ報告が本当にあるんですよね(前作も同じことがあった)。これはフリーゲーム作者あるあるなのかな?

2017年11月8日水曜日

【ウディタ】スキル習得システム

恒例のスキル習得システム。ポイント割り振り式・スキルツリー要素に加えて、スキルレベルも正式サポートできるようになった。

次回作も同じようなタブ式UIを採用しました。
気が変わらなければたぶんそのまま。
左側にタブ付き選択肢、右側に詳細表示、上下にガイド表示のレイアウトが個人的に好きなので(操作するのも楽だし)、相変わらずな感じで多用していくだろうし、気が変わらないとは思いますが……。


残りTPはデバッグ用に増やしてあるだけです。
あれこれ悩んで結局これに帰ってきました。数週間ぶんのゲーム制作時間はレイアウト問題で溶けちゃいました。

できることは以下の通り。
・各種基本的なステータスの成長率を増減、ステータス値に比例した加算をおこなうスキルを設定可能
・パッシブスキルを設定できる(今まではできなかった)
・アクティブスキルにもスキルレベルを設定できる(今まではできなかった)
・習得可能スキル数が9増加し、合計54スキルに。
・サブキーで前提スキルの習得画面を呼び出せる。
・階段状の性能強化を設定できる(あるスキルレベルで威力が大きく上昇するとか)。
・次Lvの性能変化を表示できる(表示しないこともできる)。

細かいところでは、以前のものから文字サイズを少し変えるなどしています。地味に見やすくなったんじゃないかなと……。
前の記事で「80超も入んないよおお」とか言っていましたが、どう考えても多すぎなのでウディコン時のクリア報告やコメント、個人的な振り返りから"使用率が極端に低くなりそうなスキル"をリストアップして、減らしました。属性が違うだけで挙動が大差ないようなスキルも削るなどしています。
そこまでやってなんとか54スキルになった、といった感じ。削除したスキルの一部は付与呪文として復活する予定。削除したもののうち半分以上はバフデバフ系のスキルなので、付与呪文システムで輝けると思います。このシステム思いついて本当によかった。

削れなかったら、タブの中身をプレイヤーに決めてもらうような作りにすることも考えていたのですが、削り切れたのでボツになりました。採用したらしたで、やりたいことはわかるけど面倒くさいタイプのシステムになりそうな予感もするので、これでよかったような?

2017年10月28日土曜日

【ウディタ】次回作もARPGにします

久しぶりに新しい話題で記事書きます。

「レイユウサイ」公開後は、システム・内容的に入れられなかったものがいくつかあったものの、何も作る予定がなかったのですが、自分が思っていたよりも好評価をいただいたので、"入れられなかったもの"を取り入れつつレイユウサイのシステム・世界観をベースにもう一作作ることを、ウディコン終了後決めました。

レイユウサイに入れられなかったものの代表的な例としては
・パッシブスキル(「体力の増強」などのステータス強化は除く)
・装備の概念

どちらもかみ合わせが悪かったので入れませんでした。「このゲーム、装備がないぜ?」みたいなコメントがひとつもなかったことからも、装備の概念は入れなくて正解だったようです。スキルは実装したぶんでもだいぶ多かったらしいです。

次回作はそういうシステムを入れるので、だらだら遊べるタイプのゲームになるでしょう。シナリオ原案はまだまとまりきっていませんが、とりあえずエンディングをまっすぐ目指せば初見でも2~3時間でクリアできるくらいの尺にしたいですね。

今のところまとまっているものとしては、
・技能発動:2枠×2セット+ジャンプ 2枠×2セットを1つとして、それを複数保存可能な機能を用意。
・付与呪文:技能装備システムでは特殊技能と同等の扱いに、買い切り型に変更(今作では特殊アイテムとか装備アイテムみたいな扱いでした)
・マップの拡張、数の増加。
・特殊技能の数を増加、スキルレベルの概念をアクティブ技能にも適用。パッシブ技能を追加

前作のギルド評価ポイントが特にそうだったのですが、「行動しだいでマイナス効果が起こる」タイプの調整法から抜け出したいですね。


今のところ悩みの種になっているのは、技能習得システム。技能案はすでにまとまっていて、数はレイユウサイの2倍です。死にスキル同然と化していたものと、使い勝手がイマイチすぎるものを削除しつつ、パッシブ技能を追加するなどしていたら、かなり数が膨れてしまいました。
この膨大な数をどーにかして、見やすく・使いやすく・わかりやすいUIに収めようとここ2週間ほど四苦八苦しています。別の人ならミニゲームの1つくらい作ってるレベルの期間、これ一つで悩んでます。

タブ式UI・左選択肢&右詳細表示のレイアウトがとても優秀で、アイコンを線で結ぶタイプのツリー表示、世界樹の迷宮Ⅳ以降のツリー表示など、別タイプのレイアウトなども試したものの、しっくりくるかどうか・見やすさ・操作性・わかりやすさの4点で、タブ式UIを超えることができませんでした。
わかりやすさではツリー表示は優秀なのですが、一覧性の悪さでボツに。世界樹の迷宮Ⅳ式もシステム画像を作って試したものの、80超のスキルを収めると操作性に難が出ることが予想されたので無しになりました。

じゃあタブ式UIは? となるわけですが、これにも問題があって、タブ増やすと真ん中のほうのタブへのアクセスが悪くなるので、考えなしに増やすと操作が面倒くさくなってしまうのが困りもの。
年内にはシステムを一通り揃えたいのですが、間に合わなさそうです。

2017年8月24日木曜日

【ARPG】"レイユウサイ"を公開しました

第9回ウディコンに参加した作品です。

2枠×2セットの技能で戦っていく2D見下ろし型アクションRPGです。
レベル+スキル制の成長・強化システム、技能に追加効果を付与できるシステムを搭載。
プレイ時間目安は、1~2時間程度です。
かんたんな攻略情報をこの記事の下部に折りたたみで記載しています。

最新版(Ver1.25、2018/7/21更新)のDLはこちら


戦闘システム
2枠×2セットの技能で戦っていく2D見下ろし型アクションRPGです。
使用するボタンは4つのキーとカーソルキーのみで、同時押しや連打の必要がない簡単操作。
成長システム
魔物などを倒すことで得られる経験値でレベルアップし、能力が上昇します。
レベルアップ時に獲得するポイントの割振りで、
ステータスのさらなる強化や、技能の習得ができます。
付与呪文システム
技能に追加効果を付与するシステムを搭載しています。
セットした技能に対応する装備枠に装備することで自動発動します。
装備次第で戦闘を有利に進めることができます。
時間経過
町の外から戻る、町の中で移動する、会話イベントの実行などで時間が経過します。
たとえ町の外で延々と魔物を狩っても、町に戻りさえしなければ時間は経過しません。
そのほか
・ゲームパッド対応、キーコンフィグ搭載
・固定戦闘以外はどこでもセーブ可能
・テキストスキップ、バックログ機能搭載
・難易度は2段階

旧バージョン
最新版までに改善されている不具合等が含まれています。
旧バージョンで遊んでみたい方向けになりますので、そうでない方は最新版でプレイしていただきますようお願いします。
もし最新版でも直っていないバグがありましたら、本記事のコメント欄にてご報告ください。最新版の更新にて対応します。
Ver1.03a:最初期バージョンを遊びたい方向け。
Ver1.07:時間経過設定の変更前バージョンです。町へ戻るごとに1時間経過します。
Ver1.12:ロード後に敵が全復活する最後のバージョンです。移動しながら技能を使ったときの当たり判定が改善されています。


かんたんな攻略情報(クリックで展開)

2017年6月17日土曜日

【ウディタ】パーティクルをつくる①

ゲーム制作もひと段落ついてしまったので、次に向けての研究もちょいちょい始めて見ようかなといった感じ。
汎用性の高いコモンイベントは流用が利くので、やる気があるときにどんどん開発したほうがいいですね。

で、いろいろ応用が利きそうなものを考えていくと、パーティクルかなー、きれいだし……ということでちょっと試作をしてみた。

画像はネットから持ってくるより作ったほうが早そうだったので、自作。
GIMP起動して、16×16ピクセルのサイズで新規作成、あとは黒塗り潰し→中心から外側へグラデーションがかかる丸いブラシ使って白で塗る→黒を透過色に設定で出来上がり。1分ちょっとでできる。
試作だからテキトーに小さいものを作ったけど、実際はもうちょっと大きいものにしたほうがよさそうです。実際、ブラシの描画サイズより数ピクセル小さいし……。

ウディタ側での設定も試作なので簡単に。
ピクチャ表示:ファイルを直接読込、加算表示。透明度はとりあえず255(透明度なし)。拡大率は1~150%の乱数、表示座標も画面サイズ内でランダムになるようにして、とりあえず50個表示してみた様子がこんな感じ。一部マップ名表示とかに隠れてるかも。
とりあえず白い粒がたくさん舞ってる感じになりました。ただ、粒がでかいよね。透明度180とかにすればマシになるだろうけど、こんなサイズじゃ、マップ探索しようと思ったときに邪魔なので、小さくしたほうがよさそうです。
あと、画面に散らすなら、蛍みたいな(リアル蛍みたことない)光る虫が舞う清流の森とか、なんか妖精出そうな暗い森とか、雪が舞う場所とか、そういうとこでやるもんでしょう、ということで暗い夜の森にして、拡大率を1~75%のランダムに、色を黄色っぽくし、表示個数を30にしてみた結果がこんな感じ。
夜の森+暗闇フォグでそれっぽくなったんじゃないかなと思います。ちなみに、パーティクルのピクチャ番号はフォグより小さくなるようにしています。この雰囲気は白螺子屋(http://hi79.web.fc2.com/index.html)さんのマップチップのパワーも大きいでしょう。ここのマップチップ、個人的にはすごく好きなんですが、使ってる人をウディタ界隈であまり見かけない気がします。高解像度化の流れがきているからなんでしょうか。

とりあえず試作はここまで。
この試作段階ではマップイベントで処理を組んであるのですが、むろんまじめに作るならコモンイベントでしょう。今後発展させてみたい事柄を書いておいて、おしまいにします。
・表示後もパーティクルが常時動くようにしたい
・パーティクルの表示方法を細かく指定したい(座標、サイズ、透過度、色など……)
・動きを指定したい(全部下へ動くとか、指定Evや主人公に接近していくとか)

これ、引数足りるかな……。文字列変数使わないと実現できないかも。

2017年5月13日土曜日

【提督日誌】17年春イベ (後段作戦)

E-5甲クリアしてきました。
なんか今回のイベント難易度がぬるい・ぬるめなどと言う人もいるようですが、最近のイベント難易度がおかしかっただけで、そこから見た評価なのだと思いたい……。自分の中では、ぬるくはないけどここ2年くらいで見ればやさしいほう、といった感じ。

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【提督日誌】17年春イベ(前段作戦)

艦これ4周年おめでとうございます
自分は13年秋イベ始まってから2週間目くらいだったか、そのくらいの時期に始めたのですが、ほんと早いもんですね。
ちなみに13年秋イベは伊19を入手して終わった記憶があります…

フィリスのアトリエに熱中していたのと後段作戦開放が1日後というのもあって、開始してすぐに突入せずに様子見して、数日後にだらだらと始めたところです
まあ、普段でもこれより1日早いか半日早いかくらいですが……。

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2017年4月9日日曜日

【ウディタ】自作メニュー画面をつくる

正確には過去形ですが。

メニュー画面のつくりでも書いておく予定だったはずなので書いていきます。


ウディタ基本システムの雰囲気を踏襲した処理を組んでいます。見た目はこんな感じ。
左端に選択肢を表示、右側に主人公の情報を表示するタイプです。
選択肢表示は自作ではなく、公式サイトで配布されているコモンイベントを使用しています。
背景は白螺子屋(http://hi79.web.fc2.com/)さんの素材を使っています。

参考までに基本システムのままの表示も貼っときます。

メニュー画面にほしいもの・必須なものとして
・「装備」とか「アイテム」とかの一覧を開ける選択肢の表示
・パーティにいるキャラクターのHP(必要があれば他のステータスも)の表示

これだけあればとりあえずメニュー画面を名乗れると思うので、レイアウトさえ決まれば見た目はなんとかなるとおもいます。
あと、ゲーム内容に合わせた背景を表示すると雰囲気出るので、背景表示がゲーム進行の妨げにならないゲームならやったほうがいいと思います。基本システムでもちょっと改造するだけで背景表示は簡単にできます。

メニュー画面の表示処理は
常時並列でキー入力受付(基本システム流用・一部改造でじゅうぶん)

メニュー画面の初期表示をするコモン呼び出し・初期表示をする
初期表示では、「装備」とか「アイテム」とかの一覧を開ける選択肢の表示を行うのと、パーティ情報を表示するコモンを呼び出しています。パーティ情報の表示・消去はメニュー画面で頻繁に使うので、ひとつのコモンにわけておいたほうが便利。

選択肢キー入力受付

決定キーが押された位置に対応するコモンの呼出

キャンセルキーが押されたら選択肢消去・パーティ情報消去

こんな感じ。ただ、自分は借り物のコモンで選択肢表示をしているので、選択肢処理をちょっと省力化してます
他にオプションで現在地出したいとか、操作説明出したいとか思ったら、それ用にコモンを作って、ふさわしい位置で呼び出して表示するだけ。
基本的に描画処理は「それらしい」「使いづらさを感じない」「見づらさを感じない」の3点さえおさえられるようにすればテキトーでもわりとなんとかなります。システムグラフィック作成能力に乏しい自分のような人の場合は、お手軽ウィンドウの機能や図形表示機能を使うことになると思うんですが、それっぽさを考えて配置するとそれっぽくなります。

ウディタ基本システムのメニューではピクチャ番号をコモンセルフ変数で操作してますが、メニュー画面に限らずあらゆるピクチャは変数で番号指定しないと修正が面倒すぎて何時間あっても終わらないので、変数で管理するといい感じ。
ユーザーDBでピクチャ番号を設定しておくデータを作っておいて、コモン内では対応する項目を指定して番号を取ってくるようにすると管理が楽。

あと、個人的な感覚ですが縦にコマンドが並ぶメニューは6個までが操作性の面でいい感じ、それを超えるとちょっとよくないかなと思っています
今作は7個になってしまいました。システムは滅多に開かないので別のところにどかしたほうがいいかもしれないですね。

2017年3月17日金曜日

【ウディタ】ARPG制作の進捗②

メニューについての話をしたいんですが、追加システムを実装する方向でいるので結局後回しに……。

前回から3週間近く経ったので、つなぎで進捗でも書いていきます。

システム部分は9割くらい完成。
前回から新たにシステム設定・キーコンフィグを実装しました。重要なシステムですね。ARPGの操作性は重要ということでゲームパッド向けの設定も用意しましたが、確認できる機材がないので不具合修正のサポート対象外になりそう。ゲームパッド持っている人にテストプレイお願いしたほうがいいかもしれない。
あと、なぜか未実装だった難易度の違いによる処理を追加したり、バグ修正したりしていました。
それで前回から2割も進んだのか? と聞かれそうですが……ようやくシステム完成のめどがついてきたから進捗も修正した、といった感じですね。

テキストは3~4割くらい完成。
実装も済ませて、すでにテストプレイで表示も確認済み。ただ、正直なところゲーム開始から15~20分間、1回戦闘のチュートリアルやったあとひたすら会話イベントを踏みまくるかダンジョンの出入りを繰り返すか寝るかして時間を経過させないと本番のフィールド探索&戦闘に移行できないのは正直言って苦痛すぎるので、時系列をもっと圧縮する必要がありそうです。
以前作った「Moebirin Adventure」ではテキスト量が最低限しかなかったので、ゲーム始めてから長くても5分でもう自由の身でした。もうちょっとイベント経たほうがいいんじゃないかと思いもしましたが、なんだかんだでよかったかなと思っています。
今作はARPGのジャンルで、かつ自作戦闘なのでチュートリアルパートを仕込んでおく必要があった関係上、自由になるまで若干時間がかかりますが、それを含めても開始から5分くらいで本番のフィールド探索に行けるようにしたいですね。
一応試作バージョンを経るごとにシナリオ上は短縮されているのですが、それでもやっぱり本番までが長い。
昼食食べてるNPCのイベントを夕食食べてるNPCのイベントに置き換えるくらいの気持ちでいいかもしれない。

マップ描きは今の予定分では、9割くらい完成。
通常のフィールドが4つ、ミニフィールドが1つ、チュートリアル用が1つ。
残り1割はエンディング分岐した先のラスボスがいるマップのぶんです。ARPGということもあって、微妙に勝手がわからず、とりあえずやや単純なマップにしています。最後のフィールドも、以前作った「Moebirin Adventure」のラストより迷わないであろうと思われるくらい単純。遊んでいる人の性格によっては今作のほうがドツボにはまってしまうかもしれないけれど……。

データベース入力は町での会話イベントくらいしか入力やってません。モンスターも仮入力の段階…。
ここは3週間経っても進捗ダメですね。
まあ、ラスボスのイベントを仮設置してからでも遅くないくらいデータベース入力は制作プロセスで後ろの方なんですよね。たぶん。

なんか先月はよくわからない制作の段取りを書いてた気がしますが、どう考えてもデータベース入力は後ですよね。思い出せば以前作った「Moebirin Adventure」もバランス調整しながらやってました。
まあ、マップ描きとシステム作成は大半が終わったので、次はテキストってところなのですが、ここの進捗は着実に進みはしてますが微妙に遅いですね。
1日5%くらい進めたいと思っていたのが、実際は2、3日で5%ですからね。時系列を圧縮して、イベント数もただの会話は厳選して減らしていく方向になるでしょうね。クエストシステムは今回入れないつもりなので、それに代わるような遊べるイベントを入れたいところです。