2023年2月26日日曜日

【レイユウサイ・ケルリート】魔物の命名背景を少し紹介

 2月がブログを書かないまま終わってしまいそうなことに気がついたので、書きます。

タイトルにもあるとおり、『レイユウサイ』や『ケルリート-Littlewitch of Kelritos-』、もちろん次回作(仮称:『イルシェラート』)に登場する魔物たちの命名の背景でも書いてみようかな、と思い立って、夜ごはんの準備もまだなのに書き始めてます。

■魔物の名前って何語なん?

細かい話をする前に触れておきます。
『レイユウサイ』から続く作品の世界には、その世界で普段話されている言語(作品内呼称:現代語)と、かつては日常的に使用されたが現在は呪文の詠唱にしか使っていない言語(作品内呼称:古語、古い言葉)があります。
現代語が何語やねんというのはさておき(一部キャラを除くメインキャラの名前で察しはある程度つくよね)、問題は古語です。

古語はいわゆる架空言語です。
文法がどうとかは、正直なところそういう方面に明るくないので語れませんが、ある程度の単語生成ルールにのっとって、魔物の名前をはじめ、数名のキャラの名前や町の名前などがつけられています。肝心の単語の生成ルールはほぼ秘密だけど。
例えば、『レイユウサイ』のサブイベントで触れていますが、町の名前「ケルリート」は、その町付近に群生する霊木(といわれている樹木)の名前「Kelri」に、町を意味する接尾語「-tos」がついて、「Kelritos」となっています。直訳したらケルリの町ですね。

■魔物の名前

例1:ルーエン/イルーエン/アルルーエン
見た目は緑スライム、青スライム、赤スライムの魔物ですが、後の2つはなんか名前の頭についてます。
「ルーエン」はアルファベット表記で「Ruen」と書きますが、これは古語で「世界中にいるヤツ」みたいなニュアンスになります。そのへんの草が魔物になった(どうして魔物になるのか、という話は長くなるので省きます)、という成り立ちの魔物なので、草さえ生えてりゃ場所を選ばないってワケですね。

では、イルーエンとアルルーエンはどうか。
「イルーエン」は「IlRuen」と書きます。「水」の影響を多分に受けていることを示す接頭語「il」がついてます。水ルーエンってことですね。ゲーム中でも氷飛ばしてますが、そういうことです。
「アルルーエン」は「AlRuen」と書きます。「火」の影響を多分に受けていることを示す接頭語「al」がついてます。要は火ルーエン。倒すと火吹き草を落としますが、そういうことですね。
ここで、なんで「イルーエン」は「イルルーエン」じゃないの? と思うはずですが、これは自分もわからない。
現地の人の気まぐれロマンティックでしょう。
ここだけの話ですが「i」は滴る雫を、「a」はたき火の火を指してます。ここに注目すると、あいつは水属性くせえぞ、とかわかるわけですね。例外はあるけど

例2:フォルテム/フォルトカイト 等、フォル○○系
「フォル」が頭についてる魔物は、いわゆるアンデッド系です。ゲームのデータを持っている人は図鑑を見てね。
「フォル」は「fol」と書きますが、これは直訳すると「光は完全に破壊された」。超意訳で陽の下で生きられない、すなわちこの世のものではない状態ということになってます。ちょっと無理やり感はあるけど。
ちなみに「フォルテム」は「Foltem」、古語では「苦痛を受け死んだ者」の意になります。
作中では強敵だった「フォルトカイト」は「Foltkeit」と書きますが、これは図鑑テキストにもある通り「死をもたらす者」。魔物としての成立が他の魔物と違う(次回作で書いたのでぜひよんでね)のもあって、冠の「fol」のとらえ方が違います。


他にも取り上げていくとキリがない(夜ごはんも作らないといけないし)ので2つだけにしますが、こんな感じなんだ~~というふうに思ってもらえれば、うれしいです。

2023年1月22日日曜日

【イルシェラート】進捗7:ひたすらマップ描き

最近はひたすらマップ描きやってます。
ケルリートで(企画の試行錯誤は除いて)一番時間かかったのがマップ描きでしたが、逆に「マップを描き終えられれば目途つくんじゃないか?」と思って、ひたすらマップ描いてます。
なんだかんだであんまり制作時間が取れてないので遅いですが……。

マップは、
①シナリオ案をもとに必要なエリアを書き出す
②原案をTruNoteで手書きする
③手書きした原案をもとにウディタでマップを描く
こんな流れでやってます。
①の作業は当然ですが終わってます。

今、マップ描きの進みはこんな感じです。
原案描いてない・・・2エリア
マップ描いてる・・・1エリア
マップ描けた・・・・5エリア
8エリア中5エリア完成、1エリアマップ描き着手なので、進捗は65%くらいです。
完成するんか? これ……。

とはいえマップばかり描いてテキストを書かないわけにもいかず(間空きすぎると感覚鈍るし……)、来週からテキスト書きも挟んでいきたいなと考えてます。
今描いているエリアを完成させたら、イベントの流れにひとつ区切りが入るポイントに到達できるので、遅くても月曜日には完成させたい。

2023年1月9日月曜日

ストレージ・ピンチ

新年最初の記事がこれかよとか、最近ゲーム制作関係のこと書いてないとか、あると思います。
ただ、これはだいぶ前からわりと切実な問題になっていて、結構長いことメインに使っているノートパソコンのストレージはいっぱいだし、バックアップ用外付けSSD(256GB)も残り15GBしか空きが無く、気軽にホイホイバックアップも取りづらくなってきています。
この記事は、そんな現状とやりたいことを自分用に吐き出したものです。

■解消したい問題
1)メインで使っているノートパソコンのストレージがいっぱい
2)2015年頃に買ったデジカメの写真データのバックアップが存在しない(7年半分)

■やりたいこと
1)ノートパソコン内の、以下のファイルを外部に逃がして、いつでもアクセス/再生できるようにしたい
 ・ゲーム制作関係の未使用素材
 ・ゲームのサントラ等の音声データ
 ・ゲーム画面のキャプチャー
2)制作中のゲームのバックアップ
3)デジカメの写真データのバックアップ

■とれる手段
1)USB接続の外部ストレージを買う
おそらく一番手軽かつ安くてデータ転送が早い。バスパワー接続で食うバッテリー分の電気代くらいしか維持費はかからない。
代わりに必要なときにケーブル挿してやり取りすることになるので、単純に荷物が増える(出先でも作業することがある)。逆に出先で電波状況が悪くても、そこに外付けSSDがあればアクセスできるのはメリット。
家の中でも、定位置から布団に移動してごろ寝作業するのに、外付けSSDも持ち運ぶのか・・・?という感は、正直ある。
SSDなら1TBで1万円くらいが相場っぽい。放り込みたいデータ量は軽く見積もって350~400GBくらいある。以降は400MBの制作用フォルダ一式と新たに撮った写真のバックアップだけなので、2TB(2万円くらい)あったら当分は安心だろうか・・・。

2)NASを導入
ケーブル挿さなくてもバックアップ取ったりデータにアクセスできたりできるのが最大のメリット。
布団の中で作業していてもアクセスできるのはつよい。
設定は難しそうだけど、外部ネットワークからアクセスできるので、出先でもパソコンがあれば自宅と同じことができるのもつよい。
あんまり安い機種を選ぶと処理能力がくそざこで動作が重たいらしく、しかしその不満が出てこないような機種を選ぶとだいぶ高い。ピンキリですね・・・。
また、積んでるHDDの耐久性がヘボでは困るので、HDD付属/内蔵ではなくキットにして別途耐久性の高いものを買って入れたい。パーツの選択肢を考えると4TBか。
自分の使い方ではおそらく1ベイ+バックアップ用外付けHDDの構成が合いそうなものの、1ベイタイプの機種は積んでるCPUがしょぼいとかで動作が重いという話も聞く。この構成なら、キットタイプでも外付けHDD込みでギリギリ4万円台に収まりそう。
2ベイタイプで良さげなものとなると、価格帯は本体だけで4万円台になる。ここにパーツを買って組み込んでいくと、7~8万円になってしまう。ここにバックアップ用外付けHDDを足すと、10万円近くまで膨れてしまう。1ベイ運用もできるものの、1.5万円安くなるくらいなので・・・。

3)オンラインストレージサービスを使う
一番データ消えにくい方法がこれ。
初期費用はかからない一方、放り込みたいデータ量からして有料プランしかないし、1TBプラン相場が月額1000円台なので、長期間使うとまあまあかかる。
制作中のゲームのバックアップだけなら、今も使っているGoogleドライブの無料範囲でこなせるが・・・。

4)新しくパソコンを買う
激安中華ミニwindowsPCにストレージ増設or外付けストレージ接続として、リモートデスクトップでアクセスするという、変態の選択肢。
9年前のAtom搭載windows8.1タブレットにchromeリモートデスクトップでアクセスしてみて、[メインのノートパソコン(Wimax2+)→windows8.1タブレット(フレッツ光回線,無線接続)]でも使えなくはなかったので、ホスト側を有線接続できるミニPCにしてやれば、そこそこ使えるのでは?と思い至ったところ。
激安がどのくらいかというと1万円台~になるので、ここにストレージ追加してもNASより安上がりで、しかもwindows機なのでその気になれば軽いADVくらいなら動かせる(9年前のAtom搭載機でも動くんだからおそらく動く)。動きの少ないゲーム置き場にもできるのはとてもアツい。
しかしながらPC自作をやったことがない人間が激安中華ミニPCを買って、何かハード・ソフト面でトラブルが起きたときに対処できるかというと非常に怪しいので、「選択肢としてはアリだけど使い手のレベルが足りないので選べない」状態。
大手メーカーのスリム型デスクトップにすると、本体で7万円~になり、ここにストレージ増設すると、もはやデスクトップがメインでノートパソコンがその操作用端末といった具合になってしまう。それはそれで無くはないのかもしれないが・・・。

■結局どうする?
4つの選択肢をまとめると・・・
1)初期費用の安さ
オンラインストレージ >>> 外付けSSD >> NAS > デスクトップパソコン
2)維持費の安さ
外付けSSD >>> NAS > デスクトップパソコン >> オンラインストレージ
NASとデスクトップパソコンは寝てる間と仕事中スリープさせておけば電気代は抑えられる。ざっくり8~9時間/日くらい稼働。
3)やりたいことへの充足度
NAS ≒ オンラインストレージ ≒ デスクトップパソコン > 外付けSSD
外付けSSDはUSBの抜き差しが伴うのが難点。

第13世代CPUのノートパソコン向けが発表されたことをふまえると、パソコン本体はもうちょっと買い替えを待ちたい。型落ちの第12世代搭載機を狙ってみてもいいかな・・・。
第13世代搭載機を買うなら、今年の春モデルで搭載されれば夏頃まで、秋冬モデルならあと1年待つ。
そう考えていくと、それだけ待てば今のメインノートパソコンが空くので、外部ストレージをつなげてリモートデスクトップ専用機にして、ファイルやゲームなどを管理できる。

あと1年くらいの繋ぎと考えれば、後から使い回しがきく外付けSSDが一番良さそうか。
定位置で使っている間は、USBハブに繋ぎっぱなしにしておけばいいし・・・。
あとはどの製品を買うか、ご飯食べながら考えよう。

2022年12月31日土曜日

2022年おつかれさまでした【来年もよろしく】

正月に食べるものの準備がひと段落ついたのでブログ書いてます。

2022年はリアルでかなりいろいろあって、消化しきれてないですが、5年10年後には笑い話になると思うのでさておいて、こちら側の話をやっていきます。

今年なんかやったか……??

今年はリアルのこともあり正直言って長すぎました。何やってたか忘れるレベルです。
雑記なんかをもっと書いてアップすればいいんだろうけど、そういうのを全部Twitterで書いちゃうので、そこで終わっちゃうんですね。多すぎて振り返るのすげえ面倒くさいから使えないし……。

思い切ってやった:『Moebirin Adventure』の公開終了

まあまあなできごと。
基本的に自分はなにか作って公開したら、基本的に非公開にはしないのですが、珍しく基本を外れることをやりました。
新しく公開した作品をやった後に「この作者の過去作もやってみるか~」みたいな向きにこたえたくて、そのまま置いてましたが、ブログに書いた通りいろいろ思うところと保守の事情などで公開終了に至りました。

次回作『イルシェラート』の制作がようやく加速

遅すぎるんだよな。
基本的に制作が遅いですが今回はそれに輪をかけて遅い。加速し始めたのも秋に差し掛かったあたりからだし……。
2023年夏公開を目標にやっていますが、なんとか間に合わせるべく頑張ります。さすがに2023年公開で区切りつけないと一生終わらない。
一度の人生に作れるゲームの本数は限りがある。

『クリエイターズ文化祭2022』に参加した

「イベントとかめんどうだし……パスで……」ってなりがちな自分が珍しく参加したイベントです。
ゲームばかりかと思ったら思いのほかそれ以外の創作分野の人が多いらしいというので興味出たのと、自分のケツ叩き兼宣伝もあって参加しました。
すんごいたくさん人いました。
あと自分は知らないけど自分のこと知ってる人がいて、「どういうことなんだ……?」ってなってたのも記憶に残ってます。そういうもんか。
ちなみに『イルシェラート』の体験版を配布しましたが、期間中のページアクセス数はだいたい70でした。このうち何人が体験版をDLしたのだろう……。
体験版がけっこうなレア物になってますね。デジタルデータだからレアもくそもないけど。


自分でもこわいけど、今年こちら側でやったことってこれだけなんだよね。
(書けないやつだけでもリアルのできごとのほうが多くて……)
来年は『イルシェラート』の公開をした!って書けるように、作業進めていきます。
今のところはたぶんなんとかなる見通しです。たぶんね……。

来年もどうぞよろしくお願いします。

2022年12月29日木曜日

【日記】新型コロナにかかりました

ほぼ症状回復したし、初回なのでとりあえずこんな感じだったというものを文章に残しておきます。

24日

朝は普通に元気で熱もなく、いつも通りの活動ができる体調。
9時頃、食料品の買い出し。年末年始の分は28日に買い出しに行く予定だったので、27日までのぶんを買う。
帰りにケーキ屋さんで
「クリスマスイブらしいしケーキ買って夜たべよう」
「買うケーキ1つに絞れないから2つ買って2つ食べちゃおう(アホの思考)」
など寒さのせいで奇行に走る。

家に帰って遅めの朝食をとって、朝風呂をきめる。
湯船に20分も浸かってるよこいつ。40℃を少し切るぬるま湯だけど長湯がすぎる。
風呂上がり、長湯で気持ちよくなりすぎて14時くらいまで寝る。

14時頃遅めの昼食、食べたのはきつねうどん。
うどんを茹でるお湯を沸かしているあたりでなんか身体がだるさを感じはじめる。
疲れてんなあ……とか考えてテキトーに流してきつねうどん作った。
明らかに調子がおかしくなりはじめるのはきつねうどんを食べた後。
「よっしゃうどん食べたし作業すっぞ~」
と動画を垂れ流しながらウディタを開いたあたりで力が出なくなってきたし、ギンギンにこたつつけて毛布にくるまっているのに暖かくない。
いつの間にか力尽きて次に気がついたのは日が暮れた後。なんか身体が動くので体温計で熱を測ってみる。
「39.6℃……だと……!?!?!?」
下半身こたつに入ったままだったとはいえいくらなんでも熱が高すぎる。そういえばなんか喉の奥が痛い。高熱で喉が痛いというと、たびたび自分を行動不能にしてくるやつ(扁桃炎)か? と思ったけど、それとは痛みの質が違う。飲み物を飲んでも痛くないのでたぶん扁桃炎じゃない……。
とりあえずこたつで行動不能になると脱水状態になるので2Lの未開封ペットボトル飲料(十六茶)とみかんを携えて布団へ退避。ついでに相棒のノートパソコンも持ってった。
Twitterでは「inゼリー大量に買っておけば良かったな・・・」などとさえずっているけど、買い出し中元気だった時点でそんなinゼリーいっぱい買うとかねーぞ。
何度か力尽きつつ22時過ぎに執念でケーキを食べる。クリスマスイブだしな! ケーキ食べずに終われねーぞ! あははは。ははは……。
この時点で熱は39.8℃(熱だけバカ高くて他の症状がしょぼいので何が起きてるのかわからず混乱してた)。フォーク洗い忘れてたけど洗う気力は当然なく、箸で食べた。
24日はここで終了。バファリンが家にあるのに飲まなかったのはアホとしか言いようがない。

25日

相変わらずえげつない高熱にうなされ続けた。
一日中、目が開いたらお茶を飲んで寝て、また起きたらお茶を飲んでを延々繰り返した。みかんは枕元に置いていたが、皮をむく気力が無かった。
時々熱測ってたけど39℃台をオールウェイズ出してくるのおかしいだろ。
さすがに半日以上寝ても良くならないから、県の発熱相談センターに電話した。ノートパソコン枕元に持ってきていなかったら電話番号調べられないからたぶん諦めて寝てたな。あと、携帯電話を日常的に充電するという習慣がないので、携帯電話のバッテリー切れてたら電話してないな。
相談センターへの電話は10分以上待たされた。超混んでんだな……。
病院を紹介されたが、日曜日の午後ということでもう受付は無く、翌朝自分で電話予約して受診せよとのこと。まあそうだよね。
人間と話したらちょっと元気出たのでみかん食って寝ました。

26日

熱は若干マシになって38.5℃前後。ただ症状に咳と鼻水・鼻詰まりが追加された。免疫反応おせーよ。もう侵入されとるがな。
病院の予約受付時間の関係で、病院に電話する前に職場へ電話した。
「お、おはようございます……。熱が出まして……休みますという連絡です」
このご時世なのでこれだけで普通に休みになった。
病院もすんなり予約がとれた。10時に来てくれって。
当然病院(約2.5km先)まで車で行くわけだけど、この車の運転が超怖かった。38.5℃前後の熱で意識半分飛んでる人間が車を運転したら危ないに決まってる。住んでる場所も病院も交通量少ない場所で助かったけど。トラクターかな? って速度で走るしかなかった。
病院では抗原検査を受けることになった。くそ長綿棒を鼻の奥まで突っ込まれるやつ。
問診は、「お持ちの文明の利器で回答してください」方式。ガラケー勢お断り仕様ですな。
もしもの時のためにandroidタブレットを携えていたのでなんとかなったけど、置いてきていたら無事死亡だっただろう……。
回答が終わったあたりでひとまずの結果が伝えられる。
「陽性です。医師が問診結果とあわせて詳しくみていきますからもうしばらくお待ちください」
ひょえええええええ~~~~~~~~まじすか。
扁桃炎じゃなさそうな時点で疑ってはいたがそうだったか。陽性者向けの紙なんかが渡される。
重症化因子は無いので健康状態の報告みたいな面倒なことはなく、療養期間も問題なく治れば年内で終わり。結構早いな。
待つ間にネットスーパーでポカリスエットとinゼリーを注文しておいた。結構買われているせいか2、3日分しか買えなかった。もう1日分は余裕は見ておきたかったがしかたない。
結構待った後医師から結果についてと処方される薬がなんとか、とかいろいろ聞いた。ただ高熱が出てる中で聞いたので3割も覚えてない。
ちなみに薬はこんな感じのメンツでした。
・カロナール錠300/朝昼夕食後、就寝前
 きみよく会うよね? 就寝前も飲むのは初めてだけど。言わずと知れた解熱鎮痛剤。
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠15mg「NP」/朝昼夕食後
 咳止め。半音下がって聞こえる副作用がある咳止めも世の中にはあるけどこいつは無いっぽいぞ。名称の最後の「屋号」は後発医薬品特有のあれですね
・ビラノアOD錠20mg/空腹時
 アレルギー性鼻炎の薬らしい。OD錠は水なしで飲める薬ですね。ラムネみたいにスワァ……って溶けるので初見時は驚く。まあ水で飲むけど。空腹時っていつやねんと思ったけど、たいがい起床直後かつ朝食1時間以上前か、就寝前が多いっぽい。起きている日中に効いていてほしいので自分は前者の服用パターンで服用。
あと、漢方薬で扁桃腺やその周辺の炎症に効くやつ。朝昼夕食前服用。これすごく効いた。扁桃炎のときもこいつがいればまた違ったんだろうか……。

帰宅後は部屋の寒さに凍え、布団にくるまってガタガタしていたら熱上がった。39.0℃。
震えが落ち着いた後職場に陽性の報告。復帰の流れはマニュアル化されているのでスゲーわかりやすかった。不本意ながら早めの仕事納めになっちゃった……。
ネットスーパーで頼んだ品は玄関先に置いてもらい、受け取ったinゼリーを食べて(?)薬を飲み寝て、夜にまたinゼリーを食べて薬を飲み寝た。
時間を追うごとに熱はじわじわ下がってきて(※薬が効いているときに限る)、夜寝る前には37℃台まで下がった。カロナール様様だなあ。

27日

朝。前日夜がだいぶ楽になっていたのを考えて、カップラーメンを食べてみることにした。
食べたのは東洋水産「麺づくり 鶏ガラ醤油味」。ストックしておいてよかった。ウッキウキで4分待っている間に熱を測ってみる。
「39.2℃……???」
さて26日で※付き注釈で熱が下がってきたところに「薬が効いているときに限る」などと書いているけど、これはどうもまだカロナール服用後7時間以上たつと熱がぶり返すようで、昨晩も8時間開いたら38.5℃前後まで熱がぶり返したので、たぶん似たようなことが起きているっぽい。
布団にずっと潜っているのもあるかもしれない。
そして食べたラーメンは、お湯の量を間違えたのかと錯覚するほど塩気が強く感じられる味に感じた(嗅覚・味覚は生きているけどバランスがおかしい)。完食はすれどできれば食べたくないレベルの強さでちょっと参った。
熱は微熱程度に落ち着いてきていて、台所に立って皿洗いくらいならこなせるくらいになった。

28日

朝、またカップラーメンを食べた。今度は麺づくりの味噌味。
昨日よりは塩味が弱く感じるような……? おいしく食べられる限界ギリギリの塩気といった具合(普段だったら普通においしく感じるのに……)。
元気が出てきたので、24日を最後に入れていなかった風呂に入った。熱が下がって間もないことを考えて湯船に浸かることは避けてシャワーのみ。浴室をよく暖めてから入った。
シャワーを浴びている間は湿度が高いおかげで鼻通りがよく快適だった。しかも風呂場を出てからもなぜかこれ以降鼻づまりが起きなくなった。
昼には、本来25日の昼に食べるつもりだったワンタン+醤油ラーメンをワンタン6個+麺1玉で作って食べた。普段だと面倒くさいので一気に2人前作って2人前一気に食べるけど、それをやると胃がびっくりしてしまうので半量。
味は違和感なく、記憶にある味そのものだった。
熱は朝イチだけ37.2℃、以降は平熱~平熱+0.3℃くらいで推移。勝ったな。あとは若干の咳と鼻水だけだ。

29日

朝起き上がってみると身体が昨日までよりも軽く感じる。これは摂取カロリーを加速してパワーを回復させるのが良いな。
とりあえず朝は面倒くさいのでストック最後のカップラーメン、麺づくりの担々麺味。喉に悪そうなので最後に回していたけど食べちゃう。漢方薬のおかげでもうなんともないが。
昼にはハイカロリーメニューをチョイス。すかいらーくグループの宅配を使って、ビーフシチューオムライスとサラダ、フライドポテトのセットを食べた。何kcalあるのか書いてなかったからわからんけどまあ4ケタあるだろ。
熱は平熱で安定、残る症状はたまに出る咳だけ。

国から出てる行動指針では、有症状者は症状軽快から24時間以上経過したら療養期間中でも短時間の食料品買い出しはOKという話なので、30日は空いてる時間狙って買い出し行こうと思ってます。正月食べるものないしな。

完治したというわけではないけどほぼ治りました。
ふつうの風邪だと咳や鼻水が先に出てくることが多かったような気がしますが(といっても子どもの頃から風邪はほとんど引かなかったが)、今回かかった新型コロナは最初に高熱が出て、喉が痛くなって、だいぶ遅れて咳や鼻水や鼻づまりが出てきました。
最前線が最初のうち反応しないで沈黙しているのがたち悪いですね。
たぶん今回の症状、分類上は軽症のなかでもかなり軽いほうなんじゃないかという感もあって、これっきりにならねえかな……って思ってます。
やっぱ健康が一番だよ。健康じゃないとゲーム制作もできないしな。

2022年12月11日日曜日

【ひとり旅日記】雲出ずる国へ【3日目】

3日目の朝もやっぱり早い。
休みなのにゆっくり眠れない、慌ただしい旅程やな……(そうするしかなかったけど)と思いつつ、朝食を食べに行く。
朝食は指定できる中で最も早い7時開始、昨日の夕食同様バイキング形式の90分制。チェックアウトが10時であること、出雲大社参拝に最低でも90分はかかるであろうことを考慮すると、あまりのんびり食べてはいられず、腹八分に若干満たない程度に収めることにした。
あらかた食べ終えたところで、部屋へ戻る前にもう一杯お茶を飲んでおきたいと思いコップ片手に席を立つと、スタッフの兄ちゃんに声をかけられた。
「どちらへ行かれますか?」
それはどういう意味だろうとか、考えたり聞いたりするほど朝は頭が回らないので、
「出雲大社へ行くんですよォ~~」
とノータイムで返すと、スタッフの兄ちゃんがきまりの悪いような顔をしだす。
なんでや、出雲大社に近いこの宿に泊まるってことはそういうことやろ?
など脳内でツッコミが出てくる程度には脳みそにエンジンがかかり始めて、
「あっ……もう一杯お茶をもらおうかと思いまして……」
「あっ……失礼いたしました」
失礼しました、ボケが出てしまいました。

朝食をとり終えて部屋に置いていた荷物(ほぼ空)を背負って出雲大社へ出かける。
学生の頃島根へ行ったにもかかわらず行けなかった場所であり、やはり一生に一度は行きたいと思っていた場所である出雲大社。そこまでの道中はひたすら上り坂だった。
暑くならないうちに行こうと思って朝一にしたのに、数分歩いただけでもう汗ばみ始めてきた。

そうして坂を上り切ったところに、出雲大社の鳥居がそびえ立っていた。
すげえでかい。語彙力が溶かされてしまった。
近くではすでに数組の男女が写真を撮り合うなどしていた。朝はえーな。
一礼して鳥居をくぐると、珍しい下り参道が続く。下り参道は初めてなので、違和感がすごかった。平坦な土地の神社は別として、たいがい足腰いじめなレベルのきっつい石段があったり、上り坂だったりするものだから……。
参道で見たものを細かく書いても結局公式サイト見た方が早いので、そこは省略しますが、撮った写真を何枚か載せておきます。
めずらしい下り参道

松の並木道 松の根が傷むので真ん中は通れないという説明書きがあった

因幡の白兎の逸話の像



あちこちにうさぎの石像がある

この鳥居をくぐると、拝殿が見えてくる。

やっと来れたんだな……。朝早いこともあって人が少なく、静かで、鳥居の内側は神社特有の気持ちが引き締まるような雰囲気で満ちていた。
拝殿、御本殿にお参りして、周りの摂末社にもお参りした後、おみくじを引いてみる。
中吉だった。だいたいのことは良きように進むということだったが、転居だけはやめとけとのこと。
転居予定は(この段階では)なかったから、まあ、今まで通り生きていこうと思いつつ、おみくじは結んでおくことにした。
いろいろなことが良きように進みますように。
お守りも買って、カード類を入れてる財布に入れて持ち歩くことにした。
拝殿 注連縄でかい

ところで、富山に住んでいた頃はときどき御城印を集めて回っていた一方、実家暮らししていた頃小さい神社などを回りまくっていたのに御朱印はもらってなくて、でもせっかく神社の大ボスのようなところに来ておいて御朱印をもらわないのもなんだか寂しいので、御朱印をもらうことにした。
御朱印をもらったことがないので当然ながら御朱印帳も持っていない。
以前だと御朱印帳は売っていなかったらしく、微妙に不安に思いつつ御朱印がもらえる拝殿の裏手を覗くと、「御朱印帳2000円」の文字が。
聞いてみると、御朱印のみだと書き置きしてある紙を渡すかたちになるらしい一方で、御朱印帳を買った場合はその場で直筆でもらえる。
どのみち買うのだけど、直筆という殺し文句、これは強い。もしすでに御朱印帳持ってても買うじゃん……。

そんなこんなで境内をぐるりと一周して、宿へ戻るとチェックアウト時間が迫っていた。
チェックアウト時間を遅らせることはできないので、荷物をまとめてチェックアウト。
チェックアウトは10時、レンタカー返却は13時、まともな時間に帰れる最後の電車も13時台の特急やくも。
微妙に時間があるので、日御碕神社と日御碕灯台を目指してみる。灯台は登れるらしいので、間に合いそうなら登りたい。
出雲大社から車で往復1時間程度+出雲市駅近くのレンタカー屋まで30分なので、まあ間に合うだろう。
日御碕神社や日御碕灯台までの道はちょっとしたワインディングロードのような道で、いい感じのコーナーがリズムよく続く。
前を走っていたロードスターRFは幌を開けていた。気持ちいんだろうなあ。

しかしここにきて天気が悪化し始める。
日御碕神社にお参りした後急に強い雨が降り始め、さほど時間を置かずに視界が真っ白になる土砂降りになる。
ワインディングロードで土砂降りは怖すぎるのでゆっくり走る。
灯台につく頃には小雨になっていた。
よかった、土砂降りで灯台から何も見えないなんてことはないんだ。

駐車場から灯台の敷地入り口への道中、小雨をよけるように小走りで抜けていく人を10人以上は見た。
これはたぶん見れるだろう。
灯台の敷地入り口まで行くと、なにやら看板が置いてあるのを見つける。
おわかりいただけただろうか

「雨天のため観覧中止」
おいおいおいおいおい。さっきの人は……? もしかしてここに来る前の土砂降りでアウトになったか?
待てば再開されるのかもしれないものの、帰りの時間はもう決まっているし、待つような余裕もない。

登りたかった・・・

雨で霞んだ日本海を少し眺めてから、出雲市駅まで戻る。
車でたっぷり1時間。余裕があると思っていた時間も思っていたより経っていて、出雲市駅に着くころには結構ギリギリな時間になっていた。
切符まだ買ってないぞ。ひるめしもまだ食べてないぞ。

みどりの窓口なんて贅沢なものは無く、券売機で買うわけだけど、前の前の人がやけに遅い。なにかがわからんっぽい雰囲気。
操作がわからないのだろうか? 自分は時計と発車時刻を10秒に1回は見比べて無駄に焦りを募らせて待った。
操作方法なら教えたらええやんと思うかもしれないが、前の前の人ということ、自分の後ろに結構人が並んでいるのもあって、会話スキルレベル1振り止めの自分には声をかけづらい環境だった。
結局駅員さんがきて解決したようだった。切符もなんとか間に合った。

帰りのやくもは、奮発してグリーン車にした。
すげえ分厚いふかふかシートに埋まりながら、文章を書いたり外を眺めたり、急いで買ったコンビニおにぎりをかじったりしているうちに岡山に到着。
やくもに使われている車両は酔いやすいことで知られており、そこでおにぎり食うなんて大丈夫か? と思うかもしれないが、案外なんとかなった。個人差があるのだろうけど。

岡山から先は新幹線と在来線の乗り継ぎでひたすら帰るのみ。
特筆するようなこともない。

今回の旅は2日目の朝で旅程がぶち壊しになったのもあって、結構取りこぼしも出た。
鉄道が発達しているエリアなら乗り継ぎの工夫などである程度の時間捻出はできようが、車では高速道路だとかルートの工夫だとか単純にスピード上げることなのだけど、中山間地域においてそのような工夫はできないし、法定速度を大きく上回ろうものなら撮影会とサイン会が待っているので、短縮要素が少ない。
あと、これまでの旅行も含めて言えることだけど、移動時間がやたら長いせいで実質滞在時間がすごく短い。だから移動時間の狂いを滞在時間調整で吸収できない。
欲張りプランがよくないってことだね。

これからも旅行はたびたびやるので、反省点は活かしていこう。富山在住時代に無視しまくっていたけど……。

2022年11月25日金曜日

【ポケモンSV】クリアしました+感想

ポケモン スカーレットを買ってクリアしました

(リメイク・アルセウスを除くと)久しぶりにポケモンへ帰ってきました。
発売まで情報は仕入れず、買う前にハネッコが出ることを知り、遊んでいる間は情報を仕入れず、クリアまで遊びました。

ポケモン遍歴はこんな感じ。2バージョンあるやつは片方だけやってます。
・エメラルド
・ダイヤモンド/パール
・プラチナ
・ハートゴールド/ソウルシルバー
・ブラック/ホワイト
・ブラック2/ホワイト2
・X/Y
・オメガルビー/アルファサファイア
・ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール
・Pokémon LEGENDS アルセウス

この中でお気に入りはプラチナとBW・BW2です。

Twitterでも書きましたが、クリアしたときの手持ちは、こんな感じです。
「草タイプジムトレーナーっぽい手持ち」をテーマに組みました。草タイプ統一ではないよ。

・ワタッコ


高い素早さを信じて先発。特性は粘れなかった(晴れ下で行動することもないが)。
立ち回りは、やどとんぼか、おいかぜとんぼを基本に、相手が飛行弱点ならアクロバットで突撃するような感じです。火力無いので、抜群とれないならサポート役に徹します。たまにやどりぎ外して仕事がこなせないのはご愛嬌。
特防が地味に高いので、等倍特殊くらいなら普通に耐えてくれました。

・ウソッキー


草タイプ統一を名乗らない理由。ナットレイもルンパッパも出ないので、ウソッキーがいないとマゾゲーになってしまう……。
いろいろと技を覚える器用なヤツなので、序盤中盤終盤隙なく活躍しました。特性石頭ならウッドハンマー起用も考えたけど、頑丈なので安定感重視で技は選択(特性は厳選してない)。
最終的には一致命中安定の岩技、鋼に通る格闘、ドラゴン意識でれいとうパンチ。最後っ屁の先制技でふいうちを採用。どれも活躍しました。

・キノガッサ


レイドバトルでキノココを捕獲したので、そのまま育成した個体です。きのこのほうしを捕獲時から覚えており、進化レベルですぐ進化させることができました。
基本的には足の遅い相手を眠らせて味方に交代、もしくはそのまま倒すような動き。捕獲時に活躍しました。トレーナー戦だとウソッキーのほうが安定するのでやや評価が下がってしまった。とはいえ安定発動できるマッハパンチ持ちは優秀、たびたびとどめ刺しで登場できた。
ずつきを別の技にしたかったけどそのままになっているところにやる気のなさを感じますね……。

・アノホラグサ


オーロットを思い出す、ゴースト複合の草タイプ。こいつよく見てみるとかわいいんだぜ。
基本的にワタッコのとんぼの受け手をやってもらっていました。おいかぜなら攻撃1段階上昇、やどりぎならゴーストダイブで割合ダメージを稼げる。
ギガドレインの枠にはかげうちが欲しかったけど、タマゴ技らしく断念(この時は横遺伝の概念を知らなかった)。
威力のある草技が欲しいときはキノガッサを使うので、パワーウィップを使う機会は少なかったものの、出番がきたときの火力は一番でした。
困ったら呪い使って退場もできるのが優秀。
個体値とか努力値の関係で、後に厳選して2代目がパーティINしてます。

・アマージョ


渋い活躍をしてくれたポケモン。トロピカルキックがたいへん強く、1発耐えられれば物理相手には強気に戦っていける。
トロピカルキック以外には微妙な技ばかりが並びますが、今作の終盤はステロを撒いてくる相手がちょくちょくおり、こうそくスピンは地味に活躍しました。
ふみつけは草が通らない相手に(いろいろ覚えるけど技マシン作れなかったので妥協)。草もノーマルも通らない相手にはフラフラダンスして交代。

・キマワリ


中盤……というか、終盤近くまではずっと暇ナッツ状態でした。
ようやっと進化させてあげられたころには他が育っており、特殊じゃないとキツイ相手もほぼおらず、出番が……という状況で、活躍は野生相手にソラビをぶっ放すとか、回復の時間稼ぎくらいにとどまってました。トリックルーム誰も使えないんだもの……。ようりょくそでも足が遅すぎて活かしづらく……。

感想

いくつかトピックをあげて話をします。

・オープンワールド・フリーシナリオになった

アルセウスはオープンワールドだけど別路線なゲームだということをふまえると、過去作の流れをくむポケモンとしては初めてのオープンワールド採用ということで、新鮮な気持ちで遊ぶことができました。
2時間くらい遊んだ後「あとは好きに遊んでいいぞ」な状態になったらもう、どこ行ってもいい自由さは過去作にないものでした。過去作における"ジム"にあたるポイントはすべて開示されているので、好きに選んで目指していくことができます。
とはいえ、トレーナー手持ちポケモンのレベルはおそらく固定で、「一つ前に挑んだとこよりこっちのほうが弱いぞ……?」と感じることもしばしばありました。あと、手持ちの誰よりも野生ポケモンのレベルが圧倒的に高いとか。
進行度に応じてトレーナーや野生ポケモンのレベルを変化させることもできたとは思いますが、固定がいいとか可変がいいとかそこはそこで掘り下げていくとたいへんな議論があって、しかしそれをする記事ではないので細かいこと言うつもりはないです。ただ、個人的には、ポケモンならレベルは進行度によらず固定でいいと思ってます。
シナリオも、どこからやっても違和感ないようにおそらく作られているように感じました。レストランの提供形式で言えば過去のポケモンがコース形式、今作はビュッフェ形式という感じですね。
とはいえ「どこから食ってもいいです」形式だとストーリーは断片的な話の積み重ねが基本形で、そうなるとうまくやらないとコース形式より薄味なストーリーになりがちです。実際今作には過去存在したような「ゲーム中盤終わりくらいで悪の組織がなにかやべえことをしでかして、舞台となっている地方が危機に瀕して、それをなんらかの方法で解決する」みたいな印象的な展開(たとえばプラチナのやぶれたせかいとか)はありませんでした。
薄味のまま終わるとそれはただのストーリー薄味ゲームですが、今作はすべての必須目標をクリアすると出現する固定イベントがあります。今作はストーリーが評価されている向きがありますが、それはこの最後に出てくる固定イベントの存在がでかいです。誇張抜きで劇場版みたいな展開が待ってました。

・ひでんわざがない

最近の作品ほどひでんわざの要素は薄くなってますが、今作は完全にないですね。かなり早くから、行ったことのあるポケモンセンターや特定のスポットにはファストトラベルすることができるようになってます。
長々と徒歩移動を強いられることはあまり無いようになってました。
ひでんわざがいらないので、自由にパーティを組んで遊ぶことができました。「草タイプジムトレーナーっぽい手持ち縛り」なんてのをやれるのも、ひでんわざがないからできることですね。

・個体値厳選・育成がめっちゃ楽

パワー系や対戦に使うようなアイテムまで店売りされているので、対戦環境を整えるのはすごく楽です。テラレイドバトルで何か所か個体値が最大のポケモンを捕獲できるので、親にして少し孵化作業をすれば、理想個体に近い個体値のポケモンが手に入ります。過去の環境を思うと別世界に来たかと思うくらい。
レベルもテラレイドバトルで手に入る飴をつぎ込めばあっという間に上がるので、すぐ一線級になりますし……。

ここからは良くなかった点です。

・処理落ちがしばしば起こる

環境によって違うかもしれませんが、自分は有機ELモデル・DL版で遊んでます。
これはよく言われていることですが、しばしば処理落ちします。
表示オブジェクトが増えてくると露骨に重たくなります。ガクガクです。とくに街と森。逆に砂漠とか草原とか、木があまり生えてないフィールドを走り回っている分には、あまり処理落ちしません。
これが今作の評価を落としている一番大きい要因だと思います。いくらゲームそのものが面白くても、処理落ちして快適に遊べないのでは元も子もないです。なんでこんな処理落ちするのに出してしまったんだ……。
バグやエラーで強制終了するのは、バグ条件を回避したり、オートセーブである程度リカバリー効いたりするので、処理落ちよりマシです。よくはないけど。

・服装が制服+小物しかない

ゲームの進行には影響がないものの、せっかくキャラメイクできるのに服装が春夏秋冬の制服しかないのがさみしい。制服のある学校の学生なんだから制服を着ろというのはごもっともだけど、冒険中は制服以外を着てもいいじゃないとも思うんですね。校外で活動する場合も制服を着ろ、みたいな校則があるのかもしれないけど。

・細かいバグ、エラー落ち、表示の不具合

回避できればいいんですが、四天王戦のBGMが永遠にイントロだけでループするバグは気付かないうちに踏んでました。なんかやけにしっぶいなと思ってた。
エラーはクリアまでの約30時間中2回発生しました。操作可能なうちに察知できる前兆がないので、回避不能でした。
表示の不具合例としては地面の下が見えてしまうものが代表例ですね。見えるだけで進行には影響ないので特に困ることはないですな。見た目は悪いけど。
あとは戦闘中コマンドの選択状況によってフィールドの影がちらつく現象もよく遭遇します。

自分はセーブしようとしたらたまにエラー吐いて落ちるとか、エラー吐きまくった挙句セーブデータ壊れるとか(どっちも2010年代コンシューマーゲームの話)、他社ゲーでそういうヤバイやつに調教されているせいか、( ´_ゝ`)フーン まあこの程度の不具合たいしたことねえな という思いしか湧かない。

こんな感じです。
ポケモン対戦する予定は今のところないですが、気が向いた時に草タイプを中心に何匹か育ててみようかなという気持ちでいます。
SVの環境で一度草タイプ統一パーティを考えてみたい。BW/BW2で草タイプ統一やっていた頃のポケモンはカットロトムしかいないし新しいポケモンも増えたし、一から考え直しです。

2022年11月12日土曜日

【イルシェラート】進捗6:メインイベントリスト完成

毎回タイトルにウディタって入れていたけど、全然ウディタ要素ない記事も書いてるので今回から外します。

前回の記事から今日まで、メインイベントリストを作っていました。
メインイベントのリストっていうと、
・(場所)AとBが~~~~の話するイベント
みたいなのをずら~~~っと並べていくのをイメージするかと思いますが、話が複雑になってくると中身を短くまとめるというところに脳のリソースを使えなくなってきて、「このイベントこんな話の流れでよろしくな!」と言わんばかりにたくさんセリフを書いちゃうので、作るのに地味に時間がかかります。

そうそう、前回の記事で、次回作のエンディングは4種類になったぜ!って書いたと思うんですけど、イベントリスト書き出しを経て話の流れを整理したら、3種類になりました。急に減るじゃん……。

ただ次回作は少し特殊で、エンディングは3種類だけど、話のパターンは4種類くらいあります。こんな感じ。
Aルート:イベント全踏みルート
ABルート:Aルートの途中でBルートへ分岐するルート
Bルート:多少イベントを飛ばしたルート
Cルート:イベントガン無視ルート
ちなみに、世界観設定上の正史はABルート。このルート、分岐発生点がわかりづらいのであまり通ってくれないだろうな……。ケルリートやってくれた人には、ぜひ通ってほしいですが。
こんな山盛りでテキスト執筆は大丈夫か?と思われるかもしれませんが、がっつり分岐ではなく各ルートで得ている情報に合わせてテキストに差分を仕込んでいくかたちをとるので、意外となんとかなるはずです。タブンネ。

そうそう、こんな感じで、ルートに合わせてテキストを変えるようなことを次回作ではたくさんするので、txtドキュメント単位でスキップする従来のスキップ機能は、たぶん機能不全になるはずです。多いところは10クリック程度の1イベントですら3回もイベントスキップ押さなきゃいけないなんて、困るよね?
さすがに不便だしストレス要因になるので、テキスト表示システムは小改修を入れる予定です。スキップ機能は、今までのバッサリ省略ではなく高速テキスト送りに変わります。

今のところはこんな感じ。
今月中には、ゲーム前半部分のマップは描き終えたいな~という願望をいだきつつ、これからもぼちぼち進めていこうと思ってます。

2022年11月2日水曜日

【ウディタ】イルシェラート(仮称)の進捗(5)ファジーシナリオ

シナリオ作業、まあまあ進んでます。

毎作のことですが、シナリオは
①原案(全体の話の流れを一通り書いたもの)を書く
②イベントリスト(イベント内容やフラグ)を書き出す
③テキスト書き
④テストプレイ、加筆修正
こんな流れで毎回やってます。

今は、②と③を並行して進めてます。
進捗はというと、②の作業が7割くらい終わりました。
③はまだ体験版範囲をでてません。まだまだです。
エンディング分岐点を全てカバーし終えました。今月前半でイベントリスト書き出しは終えたい……。
次回作のエンディングは過去作同様の差分エンドだけ2種にしようとしてましたが、細かいところを詰めていたら、いつの間にか4種類に増えてました。なんでや。

タイトルの「ファジーシナリオ」ってなんやねんって感じですが、これは次回作のシナリオ方針で、任意イベントを読むスタイルの遊び方なら強制イベントも追加発生して、強制イベント以外ガン無視スタイルなら(発生条件が満たせない)任意イベントや強制イベントが減るというような感じで、遊び方に合わせていくようにできるよう、シナリオを組んでます。
(育成システムも、プレイヤーの意思に合わせる思想で、スキルの取得状況にステータスが合わせにいくように作ってあります。魔法使いとして育てようとすれば、魔法使いらしいステータスに育っていきます)
「誰がやっても全部イベント踏めるようにしろォ!!」という意見もあるでしょうが、うちの作品は『ケルリート』以外、イベント読みたい人は読めばええ、イベント読むのだるいアニキは読まんでもええ(本当は全部読んでほしいので、読む読まないでエンディングは分岐することもある)」が根底にあって、『イルシェラート』もその考えを踏襲した結果、ゆるい分岐が発生するようになってます
例えば・・・
今はもう非公開にしましたが『Moebirin Adventure』では、クエストを受けるとサブイベントが起きるようになっていて、これをたくさんクリアすると、クリア時に出力されるテキストの文面が一部変化します。(エンディング分岐なんてステキなものは、処女作なのでないです)
『レイユウサイ』では、ED:レイユウサイ が任意イベントの既読状況で分岐するエンディングですね。読まないと別エンド。
『ケルリート』は例外で、エンディング分岐に任意イベントの既読状況が影響しません。必要なイベントを踏んでいないと分岐以前にシナリオが先に進まないような作りにしてあるためです。

次回作は、『レイユウサイ』と同じ方向で作ってます。以前シナリオの記事で「ケルリート同様、次回作もフラグ立て要素はあるけど・・・」みたいなこと書いた記憶がありますが、フラグ立てないと進まないのではなくフラグ立てないとエンディング分岐するようになってます。
このやり方はある意味優しくないんだけど、シナリオの整合性に気を使って作れば、ある程度好きなように遊べて楽しいんじゃないの?と思ってます。少なくとも自分は好き。
前提情報の有無でテキスト変えないといけないから、作るのは大変だけど……。

2022年10月26日水曜日

【クリエイターズ文化祭2022】参加してきました

タイトル通り、サークル出展/出店側で参加してきました。
先日の記事の通り、次回作『イルシェラート』の体験版を限定配布しました。
体験版はGoogleドライブに上げていたので正確なDL数はわからないものの、ブログ経由でしたので、アクセスカウンターを見る限り、少なくない人数の方に手に取っていただけたようです。
『イルシェラート』は過去2作の(一応)続編なので、お品書きにはそれら2作も書きました。過去作たちのDL数はというと、文化祭特設ページのアクセス数の1/7~1/5といったところ。普段の日間DL数が0とか1とかなので、ほぼ文化祭経由とみていいかなと。
ちなみに『レイユウサイ』のほうが『ケルリート』よりDLされてます。代表作って書いてあるからかな。
あと毎年Twitterでは書いてるけど、『レイユウサイ』は10月31日の話なので、今の時期にピッタリ!! ぜひ遊んでね。

コメントボードにもたくさんコメントいただきました。やさしい世界が広がっていました。あったけえなあ……。
ただ、電子掲示板とチャットの住民だったのに気の利いた返信がなかなか書けなくて、システムの壁にぶち当たったとき並みにうなってました。
徹夜でチャットしていたあの頃の自分はもう帰ってこないんだ……。

それはさておき、なぜかネット上で極度の人見知りと化した自分は、ド深夜にこっそり店舗を回りました。ゲーム制作サークルが多かったですが、少なからぬ数のハンドメイド系サークルもあって、出展品のすごさに語彙力が消失していました。すごかったです。
R18ブースでは世の中の広さを実感しました。
実況者さんの生放送もちょいちょい見てましたが、「なんだろう、自分の知らない人が自分を知っているってコト……!?」状態になってました。過去2作をウディコンに出していたので、ウディコン経由かもしれない(あの時はご迷惑おかけしてたらすみません)。

文化祭の開催時間24時間じゃ時間足りねーなーというのが率直なところですが、これはpictSQUAREの都合らしいですね。中の人お願いします48時間くらいください!

今年は次回作の体験版でしたが、来年もし開催されたら完成版を公開したいですね。そのためには作業を加速していかないと……。
がんばります。

最後に、『イルシェラート』体験版の不具合情報。
進行不能は今のところ見つかってないのと、限定公開にしたのもあってアプデしづらいので、今のところ体験版に対しては修正対応予定はありません
オンラインアップデートの実装を考えた方がいいのかなあ……。

1.技能装備欄で、アイテム装備中の枠に対応する付与呪文装備欄を開くと、緑帯エラーを吐く。
→決定/キャンセルで抜けられます。アイテムには付与呪文は適用されないので、付与呪文装備不要です。
2.アイテムを装備した状態でスキル初期化/スキル習得状況読込を実行すると、装備していたアイテムが消滅する。
→お手数おかけしますが初期化/読込をする前にアイテムを外してください。
3.アイテム作成後、選べる従属効果が無い場合画面が薄暗くなる。
→レベッカの家で「アイテム作成」を一度選んでからキャンセルすると戻ります。