いきなり本題に入ると、知らん人が見た時に全くわからん状態になると思うので、前置きとして前提の話をします。
ウディタは後方互換性に力を入れているステキツールですが、自分のように「過去作も快適に遊べるよう、末永くアップデートする」方針で開発をしていると、どうしてもとある壁にぶち当たります。
ウディタv3とv2の壁です。
v3とv2で何が違うのかというと、使っている文字コードが違います。
v3・・・・・UTF-8
v2まで・・・Shit_JIS(Windows標準のメモ帳ではANSI表記)
このへんは素人なので、細かいことは正直さっぱりですので、Googleで「文字コード」とかで検索してもらって、分かりやすいサイトを読んでもらえればと思います。
語弊を恐れずに言えば「文字コードが違うと本来とは違う文字と認識されてしまい、文字が正常に表示できない」といった感じ。
今はあんまり見ない気がしますが、いわゆる「文字化け」の背景に存在するのが「文字コード」のあれやそれらしいです。
話をウディタに戻しますが、ウディタv2からv3へアプデされた際に、使っている文字コードがUTF-8へ変更された関係で、条件によってコモンイベントの移植が簡単にはできなくなってしまいました。
どういうことか。
このスクリーンショットはウディタv2.281のコモンイベントエディタの画面です。
ウディタv3.302で作ったコモンイベントを「単体保存」し、ウディタv2.281で「読込」ボタンから読み込もうとすると、このようなエラーが出ます。
どのような感じで弾いているのかは知りませんが、とにかくv3のコモンはv2へそのまま移植することはできません。
ここから本題、ウディタv3.xxで作ったコモンイベントをv2.xxへ移植する方法です。
①ウディタv3.xxのコモンイベントエディタで、移植したいコモンのコマンドを全て選択する。
③ウディタv2.xxのコモンイベントエディタで、適当な空きコモンイベントで右クリックメニューから「クリップボード→コード貼り付け」をクリックする。
④コマンドが貼り付けできたことを確認する。
⑤(ここは手間だけど)コモンイベント名、変数名はどうにもならないので手作業で書き写す。こんな感じで横並びにしてやっていくしかないですね。(コモンイベントリストがきたないのは目をつぶってもらって……)
うまく貼り付けできない場合は、
①メモ帳に一旦貼り付け
②文字コードを「ANSI」にして保存
③クリックボードへコピー
④ウディタのコモンイベントエディタでコード貼り付けする
これでいけると思います。というか最初はこれでやってました。
クリップボード経由なら結構あっさり移植できてしまうので、いくつかのコモンを過去作環境に持ち込んでシステムをアップデートする……みたいなことはわりかし容易かも。
ていうかこれができちゃうウディタすげーな。コードが変わっていたら動かないもんな。
あと、試してはいないですが、当然ながらウディタv3で追加されたコマンドは貼り付けがうまくいかないと思います
Q.なんでウディタ本体のバージョンを上げないの?
A.バージョンアップで挙動が変わることがあり、デバッグやり直しになって大変だから、よほどの事情がない限りはあんまり上げたくない。
とはいえ、今は過去バージョンの挙動にするオプションなんかもあるので、気軽に上げちゃってもいいかもしれんなと思っていますが、v2とv3の壁って結構高いからね。全部動作確認しなおすのは結構骨が折れるので、v2時代の作品はv2で据え置きかな……。
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